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「フッ、何とか転移魔術には成功したか――
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「で、デューン……ここ、どこ?(BROKEN:8_20)
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「レイラよ、よくぞ聞いた。ここはオトフセと呼ばれる離島だ。
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「同胞、同胞ね……あー、また触手とか?」
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「今回は否だ。ケガレと呼ばれる人型の魔物らしい。
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「故にっ!(BROKEN:8_20)
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「あー、そう。人型なら興味無い。私、帰るから。じゃ」
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「待てぃっ!(BROKEN:8_20)
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「んー、何かここの扉さ、あの世に繋がってるんだけど。
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「おい……何故、そのように物騒な物があるのだ……。
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「はいはい、確かにまずいわね。一応、閉じておくわ」
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「フッ、かかったなっ!(BROKEN:8_20)
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「うわ……その言い方、何かむかつく。殴っていい?」
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「フンッ、構わん。だが、殴るのは我が同胞達を救った後だっ!(BROKEN:8_20)
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「そして、お前が動くであろう絶対の情報を俺は握っている。
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「めんどくさい喋り方してないで、何かあるならさっさと言う」
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「この島には乙女の園である女学園が存在する。そして、そこへ
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「つまり俺達には大義があるっ!(BROKEN:8_20)
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「…………」
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「――それほど大きくない島みたいね。
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「……き、切り替えの早い奴だな……まあ、良い。
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「しかしだ、俺達が行動するのは目立ちすぎる」
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「そこで俺がケガレに似せた魔物を召喚し、
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「そんなに上手く行くのかしら?」
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「フンッ、まあ見ているが良い――」
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「魔眼――《摂理への反逆》――発動ッ!!」
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「《王家の魔導書》――封印術式エクリプスを解除――
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「あー……ちょっと見ないうちに、すごくめんどくさくなってる」
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「来たれ、我が同胞の影を成す者よ――黒き狼ッ!!!」
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「ふーん、これがケガレ?(BROKEN:8_20)
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「確かにな、人狼に近いやも知れぬ。では、頼んだぞ」
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「は?(BROKEN:8_20)
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「時間の都合で、ケガレのまでしか召喚出来んのだ。
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「さっきすっごく大層な名前付けてなかった?(BROKEN:8_20)
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「フッ、何事もまずは形からだ。そこで士気というものが決まる」
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「……私の士気は下がるんだけど」
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「まあ、いいわ。好きに解釈させてもらえば、コイツを使って、
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「フンッ、良い。だが、情報収集だけは欠かすなよ」
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「はいはい、適当にやるわよ……」
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「さぁて――待ってなさいよ、子猫ちゃん達、ふふっ」
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「って、これ、動きにくっ……!(BROKEN:8_20)
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「とにかく、乙女の園を目指して――」
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「きゃっ!?(BROKEN:8_20)
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「眼鏡っ娘……胸は……大きいっ……!?」
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「け、気配も感じなかったし……でも、早く誰かに知らせないと」
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「……ッ!(BROKEN:8_20)
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「きゃっ!?(BROKEN:8_20)
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「何、これが巫女とか言ってたやつ?(BROKEN:8_20)
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「そんな……やられる、なんて……死にたく……ないよ……」
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「命は取らないっていうのに……
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「とにかく、まずはこの子から……ふっ、ふふっ……」
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「ええい、何をしているかっ!(BROKEN:8_20)
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「邪魔が……憑依してる時に話しかけないで、気が散るでしょ!」
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「気を失ったはいいが、ケガレの存在を知られてしまったか……。
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「レイラよ、お前は早く島の構造を把握するのだっ!」
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「……デューンが召喚してるなら、私の行動もバレるか。
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「とにかく距離を離せば、デューンが感知出来なくなるかも」
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「なっ、穢れっ!?(BROKEN:8_20)
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「黒髪、少し残念な胸、ツンとした雰囲気――合格!」
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「とにかく、このようなところまで穢れの侵入を許すわけには!」
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「この子も巫女!?(BROKEN:8_20)
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「くっ……まさか……後れを取るとは……」
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「細剣使い……あー、何か色々思い出すわ……」
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「またこの子はデューンが眠らせるとして、
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「海に出た……あの洞窟から海までは近い。
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「な、なんでこんなところに穢れがっ!?
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「黒髪、貧乳、へたれな雰囲気――合格!」
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「声は聞こえないけど、何か残念な目で見られた気がするっ!
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「また巫女!?(BROKEN:8_20)
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「そんな……神住……姉様…………」
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「巫女は飛び道具まで使えるの……?(BROKEN:8_20)
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「しかし、この何も出来ない口惜しさっ……くぅ……」
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「……海岸はここまで、か。森との距離から考えて、
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「――止まれ。気配を感じさせない穢れか。
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「ポニーテール、巨乳、クール雰囲気――この子も合格!」
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「嫌な視線を感じるな……だが、やることは一つだ」
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「やはり巫女か……!」
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「くっ、こんなところで……倒れるわけには…………」
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「蒼い炎とか被ってるし……同族かと思ったじゃないの」
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「……はぁ、早く次に行った方が良さそうね」
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「遠くに何か見えるわね、建物……?
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「なっ、穢れがこんなところにまで……!?」
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「ロング、麗乳、美人――また合格!(BROKEN:8_20)
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「見過ごすことは出来ません、すぐに祓ってさしあげますわ」
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「やはり巫女の水準は高いっ……!」
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「くっ……まさか穢れに……この私が……由布…………」
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「巫女は穢れを恐れているような気が……?
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「とにかく女学園が近いし、そっちの方が大切だわ」
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「間違いない、女学園……!」
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「うわっ……穢れが登校してるっ!?(BROKEN:8_20)
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「ふわ毛、爆乳、元気っ子――合格ってことは!」
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「でも、ここで戦うとまずいし……場所変えないと!」
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「姿を変えない……?(BROKEN:8_20)
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「こっちこっち!(BROKEN:8_20)
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「逃げた?(BROKEN:8_20)
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「……見失った?(BROKEN:8_20)
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「隙ありっ!」
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「しまっ――!」
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「いたたっ……このままやられちゃうわけには……!」
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「また逃げたか……でも、もう戦える体力は無いはず。
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「逢魔か……少し早いが、そろそろ調査に向かうとするか」
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「ん……何だ?(BROKEN:8_20)
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「穢れか?(BROKEN:8_20)
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「当たりだ……低身長、貧乳っ……自分を制御出来ないっ!」
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「出たか……だが、意思がない?(BROKEN:8_20)
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「いずれにしても、放っておけないな――」
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「ふっ、ふふっ……ここは勝ったけど、負けたことにしよう。
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「何だ……?(BROKEN:8_20)
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「看過は出来ないか。少し調べた方が良さそうだ」
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「ふぅ――というわけで、私、行くから」
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「ええいっ、待てっ!(BROKEN:8_20)
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「あー……はいはい、うるさいわね。
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「っていうか偉そうにしてないで、あんたも何かしなさいよ」
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「さっきの小娘だが、他の者と違うな。少し小細工をした」
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「何をしてるのか知らないけど、こっちもいいの見つけた。
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「フンッ、猫だと?(BROKEN:8_20)
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「じゃ、しばらく別行動ね」
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「あー……猫、ダメね。逃げるつもりだったけど、
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「フンッ、だから言っただろう?(BROKEN:8_20)
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「うるさいわね……ふふっ、でも、目の保養になったわ」
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「……いったい何をしていたのだ」
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「そんなこと言ってるあんたの方も見抜かれてるし」
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「あの子、面白い目を持っているみたいね。
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「フッ、ククッ、失敗?(BROKEN:8_20)
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「特殊な目を持つ者はあの小娘のみっ!(BROKEN:8_20)
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「排除……捕獲……ふっ、引っ張ってきた甲斐があったわね」
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「……島の人間では無い!?(BROKEN:8_20)
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「フッ、ククッ、来たか――特殊な目を持つ者よ!
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「グリューンガルドが王にして、魔王と畏怖されし者!
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「長い、うるさい、黙れ」
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「子猫ちゃん、あなたの相手は私が――」
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「フッ、面白い……面白いぞっ!(BROKEN:8_20)
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「は……?」
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「我は神狼が眷属にして、鬼と遠ざけられし目を持つ者っ!
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「…………」
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「おかしい……頭痛がしてきた……」
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「フッハハハッ――こうなれば世界など関係あるものかっ!(BROKEN:8_20)
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「世界を関係なくするなっ!(BROKEN:8_20)
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「さっきのケガレの依り代、アレなら干渉しないはず……!
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「本気で殴ってから言うかっ!」
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「だが、俺も熱くなりすぎたのは事実だ――
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「ただし無駄な詠唱したら、もう一回本気で殴る」
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「……」
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「……来いっ!(BROKEN:8_20)
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「穢れを呼び出した……!?(BROKEN:8_20)
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「くっ……これ以上、あの子に喋らせたくないっ……
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「来るかっ!(BROKEN:8_20)
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「フッ、ククッ……最後に教えてやる……魔王よ……」
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「この島には……私を越えるほどの…………がくっ……」
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「逝ったか……貴様との……いや、お前との死闘……
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「いや、戦ったの私だし。あと生きてるし」
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「フッ、鬼眼を持つ神狼が眷属よ――お前の死力にめんじて、
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「えっ、帰るの?(BROKEN:8_20)
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「しかし、あえて言おうぞ!(BROKEN:8_20)
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「分かり合い、その口で愛を説く時まで戦いは続くのだっ!
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「マジで帰るの?(BROKEN:8_20)
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「向山先輩ー、向山先輩ー、おーきーてーくーだーさーいっ」
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「むっ……高遠……?」
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「――ここはっ!?(BROKEN:8_20)
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「まおう……はい?(BROKEN:8_20)
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「変な穢れ……?」
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「あ、ナギっち、やっと起きたんだー。
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「そして、ガジも無事だよー。ねー?」
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「ニャーン♪」
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「……ゆ、夢?(BROKEN:8_20)
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「夢ですよ、夢。もう夜になりますから、帰りますよー?
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「あ、ああ……」
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「…………」
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「しかし、夢だとしても心躍ったぞ――魔王よ」
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