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久しぶりに由布と共に時間を過ごしていたけれど、最近の由布は
彼女のことばかり話す……。
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家の不幸に関してもショックはあったけれど、由布の変化の方が
私にとってショックだった……。
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由布が私のことを嫌いじゃないことくらい分かってはいるけれど、
私が由布に対して末来先輩のように、特定の人に対して特別に
接するなんてこと……。
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「姉様?」
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「な、なんでも……ありませんのよ…………」
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「姉様……お祖父様のこと…………」
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「えっ、いいえ……それも……ありますけれど、気にしないで
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「本当に大丈夫ですか?」
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「ええ、まだ、これからも大変ですから、こんなことで
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「はい、そうですよね、神住姉様だもの」
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「ええ……」
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由布が私に向ける羨望の眼差しが私を縛っている……
ような気もする……みんなの望むお姉様……と、いうより、
由布が望むお姉様像を必死に演じているのではないか……。
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そう考える時がある……実際、自分を押さえ込んでいることを
実感することさえあるのだから……。
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そんな事を考えながら、私は由布と共に学園の門を通る。
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「やっぱり、姉様……元気ないみたいだけど……大丈夫?」
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「え、だ、大丈夫よ……由布」
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「でも……」
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私は……望まれる姉では無く、由布……由布が好き……。
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今だって、彼女を抱きしめて……。
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「やっぱり、もう少し家にいた方がよかったんじゃ……」
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「あ、でも……家の方が色々面倒ですよね……」
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「………………」
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「姉様?」
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「大丈夫……大丈夫よ……ちょっと考え事、してただけだから」
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「へんな姉様……」
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「そういえば、全く関係ない話なんですけど、この間、
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「日替わり定食?(BROKEN:8_20)
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「まぁ、それは鼎が残した分を食べてくれたので……
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高遠鼎……また、彼女……。
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「たまには、ああいったのもいいかなぁ……って、思いました」
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「そ、そう……」
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「もしよかったら、今度、姉様と一緒に食べたいなぁ……
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「私も食べきれませんわよ……一度、禰津さんと昼食をとった時に
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「だ、だから……一人前を二人で食べれば、丁度いい
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「まぁ……でも、はしたなくなくって?」
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「言えば、取り皿とか貰えると思うんですけど」
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「なるほど……」
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「ふふっ、考えておいてくださいね」
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「え、ええ……」
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照れる由布はやっぱり可愛い……ですわ……。
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きっと、禰津さんや末来先輩なら確実に抱きしめているでしょう、
私には絶対に出来ませんけど……。
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今まで、そうしてきたものをいきなりヤレと言われて出来るもの
ではないですもの……。
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「姉様?」
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「だ、大丈夫……ですわよ、さ、寮の方に戻りましょう」
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「………………」
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Isn't It Fine To XX Freely
That Red on Me
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Girl Who Can't Say No (Daga Kotowaru)
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The Rain and the Other Side of You
Hana ni Arashi
Kakegurui Yorozu
Tsubakuma!
Someday, We'll Get There
Honto no Kokoro
Hayate X Blade
Motto Hanjuku Joshi
Yuunagi Marbled
Strange Babies