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[Soyeon]
夜だとこの部屋も雰囲気がずいぶん変わりますね……
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[Anri]
夜の学園の風景というのは、得てしてそういうものだよ。
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[Anri]
こういった人の思いが交錯する場所には、いろいろなものが染み込んでいるからね……
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[Narration]
彼女がまだ京都にいた頃も、よく夕焼けの教室が暗闇に染まるまで、誰かと一緒にいたものだ。
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[Narration]
もちろん、ただ一緒に夕日を眺めていただけではないが───
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[Narration]
二人は、暗闇の中でブラウン管の照り返しだけを頼りに、ハッキングの準備をする。
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[Narration]
PSの巡回は、たった今やりすごしたばかりだ。次の巡回までは、おそらく15分から30分……
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[Anri]
よし、天京院式電脳ミキサー取り付け完了。
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[Soyeon]
あの杏里さん……でもこれってやっぱり犯罪行為……
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[Anri]
より大きな犯罪を防ぐ為には、まず小さな犯罪から!
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[Soyeon]
……何かヘンです。やっぱりやめましょう!
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[Anri]
しぃーっ! きみの声はよく通るから気をつけて……
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[Soyeon]
ごめんなさい……
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[Narration]
なし崩し的に杏里はハッキング作業を押し進めてしまう。
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[Anri]
よし、プログラムスタート!
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[Narration]
ディスクを読み出すドライブが唸りをあげた。
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[Narration]
『お父様っ! ああんっ、 いいです!』
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[Narration]
『そんな深くまで……っ、 凄いです!』
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[Anri]
!
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[Soyeon]
……きゃっ!
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[Narration]
ソヨンと杏里は大慌てで、ディスクの取り出しボタンを捜した。
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[Narration]
『もう絢は、ああっ───  (ブツッ)』
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[Narration]
取り出したディスクが、また手から滑り落ち、取り落としそうになるところを何とか掴まえる。
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[Soyeon]
……ハァ……ハァ……口から心臓が飛び出るかと思いました……
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[Anri]
ごめんごめん。昼間のゲームを入れっぱなしだったよ。
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[Anri]
かなえさんから、預かったのはこっち。
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[Soyeon]
あ、杏里さん……もう……っ。念のためスピーカーの電源、切っておきますよ?
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[Anri]
ウィ。
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[Anri]
なんだか、夜中に大人の番組をこっそり見てる気分だね。
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[Soyeon]
知りませんっ。
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[Anri]
さて、今度こそ……プログラムスタート!
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[Narration]
プログラムは順調に読み込まれ、動作を開始したようだ。
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[Narration]
画面には、進行度合いを表す画像が表示された。
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[Narration]
どうやらデータの塊をあらわすらしい果物やら野菜やらが、画面上から次々と降ってくる。
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[Narration]
下に待ちかまえて、次々とそれらを粉砕するのは当然ミキサーである。
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[Soyeon]
なんだか、すごいですね……
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[Anri]
かなえさん、凝りすぎ……
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[Narration]
画面が赤くフラッシュした。
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[Narration]
なにか硬そうなものがミキサーに引っかかっている。
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[Narration]
蟹
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である。
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[Anri]
とれとれぴちぴちの蟹が……
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[Soyeon]
ミキサーの中で暴れて……
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[Narration]
ウィーン……
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[Anri]
あ?
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[Soyeon]
え?
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[Narration]
マシン側面に取り付けたミキサー(本物)が突然、駆動しはじめた。
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[Anri]
わあっ、何だこれ!こんなの聞いてないよ!
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[Soyeon]
大変です、と、止めないと!
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[Anri]
止まれ止まれっ!
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[Narration]
ウィーン! ウィンウィーンッ!!
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[Anri]
仕方ない、えいっ!
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[Narration]
杏里がマシンからミキサーを引っこ抜くと、騒音は鳴りやむが、画面上のカニはぞろぞろとあふれ出してしまった。
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[Soyeon]
杏里さん、蟹が! 蟹が!
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[Narration]
ミキサーをマシンに再び装着すると、画面上のミキサーもブレードをフル回転させて、カニを木っ端微塵に粉砕する。
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[Narration]
ウィ───ンッ!ウィウィウィウィ───ンッ!!
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[Narration]
絶好調である。しかし、
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[Anri]
ど、どうしたらいいんだ!?
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[Soyeon]
な、何かで音を消しましょう!
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[Anri]
それだ!
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[Narration]
杏里は部屋の椅子からクッションを拾い集めて、ミキサーの周囲に押しつけた。
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[Narration]
ブゥ……ンッ……ブゥゥンッ……
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[Narration]
機転が功を奏して、なんとか蜂の羽音ほどには収まった。
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[Soyeon]
あ、杏里さん! 見てください!エビです! 巨大なエビが!
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[Narration]
あらかた蟹は片づけ終わったが、今度は先ほどの蟹とは比べものにならない、立派な風格をしたエビが出現する。
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[Narration]
ヴィヴィヴィヴィ───ン!!ヴィッヴヴヴッィ───ン!!
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[Narration]
ミキサーは相当負けず嫌いな性格らしく、猛然と回転している。かなり本気だ。
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[Soyeon]
あ、杏里さぁーん!
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[Anri]
ボ、ボクも手が離せないよ!ええっとぉ、な、何かかぶせる物っ!
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[Narration]
はたと杏里は、ソヨンを見た。
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[Anri]
それだよ!ソヨンのチョゴリを!
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[Soyeon]
ええっ!?ダメです!
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[Anri]
一緒にサウナに入った仲じゃないか!
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[Soyeon]
それとこれとは違います!
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[Anri]
ソヨンはボクがPSに捕まって、監禁されちゃってもいいのかい!
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[Soyeon]
そ、そんな!
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[Anri]
次に捕まったら、ボクは間違いなく退学になる!頼むよソヨン!
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[Soyeon]
わ、わかりましたようっ!一度だけですからね!
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[Narration]
ソヨンは椅子の上に登り、体を折り曲げてチマの裾をつかむ。
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[Soyeon]
杏里さん、しゃがんでっ頭を下げてくださいっ
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[Anri]
えっ? ……
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わぁっ☆
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[Narration]
ふわりと杏里の頭からチマがかぶさる。
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[Soyeon]
…………
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[Narration]
少女は律儀にも、杏里ごと上から抱えこむようにして押さえつけ、すこしでも音が静まるように奮闘している。
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[Anri]
着たままでなくても、脱いでくれればよかったんだけどなあ……
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[Anri]
ああ、でも一度これをやりたかった……シヤワセ……
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[Soyeon]
あ、杏里さん! 喋ったら……っ!く、くすぐったいです!
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[Anri]
えっ? 振動でよく聞こえないっ
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[Soyeon]
ひゃああ、くっ……ぷ……くくっ……
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[Narration]
ソヨンは顔を真っ赤にして、恥ずかしさと、こそばゆさに必死に耐える。
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[Narration]
画面上ではミキサーとエビが最後の激戦を繰り広げている。
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[Narration]
ヴ……ヴヴ…………ヴヴヴ…………ッ
>

[Soyeon]
はぁ……っ……くっ……ふっ……やっ……ふあっ……ひ……ふむっ……はぁ……っ……
>

[Anri]
(なんだかすっごく暑く……)
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[Anri]
(酸素もだんだん……ああでも、 いっぱいのソヨンの香りに包まれて 死ねるのならいっそ本望かも───)
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[Narration]
二人が意識を失おうかという寸前、画面のフラッシュは停止し、メッセージが表示された。
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[Narration]
エビは完全にシュリンプペースト状になって、白旗をあげている。
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[Narration]
「ご苦労様でした…… ディスクを抜いてお持ち帰りください。」
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[Narration]
「なお、ミキサーは証拠隠滅のため、 3分以内に海に捨てましょう……」
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[Narration]
「……爆発します。」
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[Narration]
ディスクをガシュッとイジェクトして、マシンは我関せずとばかりに沈黙した。ミキサーも電源を落とされて、ようやく唸るのをやめる。
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[Soyeon]
……あ、杏里さん、杏里さんっ!
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[Anri]
ん〜ソヨン〜もうちょっとでパライソに行けるんだよ〜
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[Soyeon]
その前にバラバラになっちゃいます!爆発しますよ!
>

[Anri]
ええっ! かなえさんっ!
>

[Narration]
二人は、ディスクを取り出すと、なんとか侵入の痕跡を消し、部屋を飛び出した。
>

[Soyeon]
杏里さん!もっと早く!
>

[Anri]
そんなこと言っても重いんだよ意外と……っ
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[Narration]
……………………
>

[Narration]
キィィ…………
>

[Narration]
二人の姿が消え、入れ替わりに部屋へと入ってきた人影があった。
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[Narration]
人影は落ち着いていて、しばらく前から、その場を観察していたようでもある。
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[Unknown]
………………
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[Unknown]
…………ガキどもめ……。
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List of all oneshots
List of all series

(Recent Oneshots)

Isn't It Fine To XX Freely
That Red on Me
First Love Mint Blue
Summer Fuse
Girl Who Can't Say No (Daga Kotowaru)
Cubic Starship
Anaerobic Love
Missing Rink Side:Shuri
Missing Rink Side:Rina
Heart Pendant

(Recent Series)

The Rain and the Other Side of You
Hana ni Arashi
Kakegurui Yorozu
Tsubakuma!
Someday, We'll Get There
Honto no Kokoro
Hayate X Blade
Motto Hanjuku Joshi
Yuunagi Marbled
Strange Babies