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お手洗いをすませて戻ってくると、部屋には誰もいなくて。
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窓が開いていたから、ベランダをのぞいてみると、そこに三山さんがいた。手すりにもたれかかって、眠そうな顔。
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三山音七
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あ、遠見さん。
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遠見結奈
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休憩中? 阿野と比奈は?
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三山音七
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ん~、ちょっとひと休み。阿野と比奈ちゃんは、飲み物買いに行ったよ~。
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そうだったんだ。もう遅いから、外、歩いてほしくないんだけど……、二人ならいいか。
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遠見結奈
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言ってくれれば、買っておいたの、冷蔵庫から持ってきたのに。
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三山音七
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なんか、阿野が飲みたいのがあるんだって。買っておいたのに、家に忘れてきたって言ってた。
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遠見結奈
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阿野らしいわね……。
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やっぱり、忘れ物はしてくるんだ、あの子は。
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今日は、夏休み前テストのための勉強会。阿野と比奈、いつもの二人に加えて、三山さんも参加している。
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場所は私の家。両親にはOKをもらってあるし、お父さんは今日も遅くなるって言ってた。お母さんは夜勤だから、気兼ねしなくていい。
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お昼過ぎから集まって、夕ご飯をご馳走してあげて。そのあと、しばらくはまじめに勉強してたんだけど……、そろそろ息抜きしたくなるとこだったかな。
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遠見結奈
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三山さん、眠い? お布団しいてあげるから、先に寝てもいいよ?
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三山音七
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ん~、眠いけど、もうちょっと大丈夫かな。
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遠見結奈
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そう。
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いつも眠そうな印象のある三山さん。でも、さすがに今日は飛び入り参加しただけあって、ちゃんと勉強につきあってくれた。
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国語は苦手みたいだけど、理系はけっこうできるみたい。私にはさっぱりなところも、阿野と話しながら進めていた。
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三山音七
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遠見さん、いきなりお邪魔してごめんね~。
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遠見結奈
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え? ううん、それはいいんだけど。
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三山音七
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晩ご飯までごちそうになっちゃってさ~。あれ、遠見さんが作ったの? すごくおいしかったよ~。
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遠見結奈
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そう? ありがとう。でも、いつもやってることだから。
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三山音七
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いや、ほんとおいしかったよ~。
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よかった。三山さんの好き嫌いとかわからなかったから、ちょっと不安だったんだけど。
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三山音七
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あたしらもね~、テストの前ってこういうこと、やってんだけどね~。
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あたしらってことは、一木さん、双野さんのことかな。
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遠見結奈
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そうだったの? そっちには行かなくてよかったの?
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三山音七
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さすがに今回はね~。ちょっとパス。
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遠見結奈
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えっと、それは、その……、前に言ってた、一木さんと双野さんを二人にしてあげるため?
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三山音七
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ん~、それもあるし、そのつもりだったんだけどね~。
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三山音七
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もう、ここんとこ、それどころじゃなくってさぁ~。
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そう言って、三山さん、ぐったりと手すりにもたれかかった。
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三山音七
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最近、羽美がちょっとひどくてさぁ。こないだのこともそうだけどさ。
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こないだ。多分、私たちのところに来てた時、呼び出し放送がかかったこととかだろう。
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三山音七
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どうも、羽美、かんちがいしてるみたいなんだよね~。
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三山音七
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沙紗と羽美がくっついたせいで、あたしがさみしがってるんじゃないかって思ってるみたいでさぁ。
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三山音七
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それで羽美、いつにもましてかまってくるんだよ~。も~、たまんなくてさぁ。
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遠見結奈
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そう、なんだ……。
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三山音七
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沙紗も沙紗で、おんなじこと考えてるのか、羽美のこと、止めないしね~。
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そうだったんだ。双野さんがちゃんと告白できたみたいで、一木さんも悪く思ってないみたいだから、もうあの二人は大丈夫と思っていたんだけど……。
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三山さんを絡めて問題が起こってたなんて、気付かなかった……。
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三山音七
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も~、あたしゃ羽美と沙紗がどうなったって、なんとも思ってないのにさぁ~。
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三山音七
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それでさびしいと思うくらいだったら、最初っから気ぃ遣ったりしないってのに。
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三山音七
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どうすりゃいいんだか、もぅ。落ち着いて寝れやしない。
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三山音七
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まぁ、遠見さんにこんなこと、言っても仕方ないけどさぁ。ごめんよ、グチなんだ。
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遠見結奈
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あ、ううん、別に私は気にしてないから……。
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三山音七
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遠見さんにはうっかり話しちゃったからさぁ、つい、出ちゃったよ。
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遠見結奈
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そう、ね……。
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なんだかんだ言っても、三山さん、一木さんと双野さんのこと、気にしているんだな。
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気になって眠れないってきっと、三山さんにとって、すごい重要な問題ってことなんだろうし。
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遠見結奈
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ねぇ、三山さん。
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こういうのも、お手伝い、かな。そう思った。三山さん、ちょっとほっとけなくって。
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遠見結奈
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その、三山さんがそう思ってるって、一木さんと双野さんに伝えてる?
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三山音七
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ん~、なんにも言ってないよ。
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遠見結奈
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言った方がいいと、思うな。三山さんが言ってくれないから、二人も心配すると思うんだし……。
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言わなきゃ、言ってくれなきゃ、わからないんだから。誰が、どう思っているかなんて。
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言ってくれれば、変えられるかもしれないんだから。変えられたかも、しれないんだから。
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三山音七
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そういうもんかなぁ……。
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遠見結奈
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ごめん、三山さんたちのこと、よくわからないのに、勝手なこと言って。
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三山音七
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ん~、いや、いいよ。そうかもしんないしね~。
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三山音七
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うん……、羽美にちゃんと言わなきゃかなぁ……。
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三山音七
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こんなの、あたしのキャラじゃないんだけどなぁ。仕方ないなぁ……。
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三山音七
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うん、まぁ、ありがと、遠見さん。なんか気ぃ楽になったよ~。
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遠見結奈
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そう。よかった。
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三山音七
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ごめんよ、遠見さんってもっと突っ放した人だと思ってたよ。そんな雰囲気だって思ってた。
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遠見結奈
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そ、そう? まぁ、あまり間違ってないと思うけど……。
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三山音七
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けっこう、面倒見よくて話しやすい人だったんだねぇ。まぁ、あの阿野に付き合ってるんだから、そうなるよねぇ。
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遠見結奈
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え、ええ……。まぁ、阿野はああいう子だから……。
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三山音七
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あれに付き合えるんだから、そうとう辛抱強くなくちゃだねぇ。ふあああああ……。なんか、気ぃ抜けてきちゃったよ。眠い。
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遠見結奈
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もう寝る? お布団、用意しようか?
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三山音七
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ん~、阿野たちが帰ってきたら、もうちょっとだけがんばるよ。でも、そしたら寝る。
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遠見結奈
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わかったわ。
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結局、三山さんは、そのあと1時間ももたなかったんだけど。
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布団に入ってぐっすり眠る三山さんを見て、ちょっとほっとした。
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さっき話したことがお手伝いなのかどうか、よくわからないけど。
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あれで三山さんが、ちゃんと一木さんたちと話、してくれたらいいなと思って。
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